どうもこんにちはこんばんは、「節約サイ子」から改名しました「ここにいる↓」と申します。
さて、私は40歳資産4000万円で早期リタイア、FIREを目指して日々奮闘中の会社員なのですが、
※FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。
この「FIRE」にはいくつか種類があるのはご存じでしょうか?
今回はその中の「コーストFIRE」というものに関してお話をしていきたいと思います。
私は一応、コーストFIREであれば達成したことにはなるみたい
そもそもコーストFIREとは?
コーストFIREは仕事は辞めないし、不労所得だけで生活したりもしない。
FIREの分類の中ではかなり異端なFIREであり、人によっては「それはFIREではないでしょ」と言う人もいるくらいで、
かくいう私も、コーストFIREは仕事をいつでも辞められる状況ではないので、それはどうなん?
と思い、私の中では「気持ちが楽になるFIRE」すなわち「精神的FIRE」と呼んでいる。
で、どういうものなのかというと
「先に老後資金を確保して、老後の不安や心配を取り除いた状態で、給料などの今入ってくるお金に関しては今の生活のために使っていく」
というものだ。
コーストFIREのメリット
難易度が低い
あくまで他のFIREと比べてではあるが、積立やまとまった資金を投資に回して放置するだけで老後資金が用意でき、
あとは今の生活のためにお金を使えるので、多くの人が達成しやすい。
人によって必要な老後資金は違うので一概には言えないが、
利回り4%で計算すると、1000万円を20年放置するだけで2000万円を超えてくるし、
積立でも月3万円を11年続ければ1000万円を超えるので、それを放置していれば老後までには2000万円を超えてくる計算だ。
1800万円までなら新NISA制度もあり、非課税で運用できるのでその気になればほとんどの人は達成できるだろう。
今と未来のバランスが良い
通常のFIREの問題点としてよく挙げられるのが、
「貴重な20代、30代の若い時間にお金を使わず、必死に投資に回して蓄財するのはどうなんだ?」
という意見なのだが、コーストFIREはその問題をある程度解決している。
老後資金を先に確保済みなので、今あるお金や仕事で毎月入ってくるお金は最低限を残して「今」に使ってしまえる。
通常のFIREでは多少犠牲になりがちの現在の生活の満足度を損なわず、かつ老後の生活の心配もしなくてよい、
そういう非常に今と未来のバランスが取れた方法であるといえる。
コーストFIREのデメリット
やはり「会社仕事が辞められない」ことに尽きるだろう。
老後の資金を確保できていても、今の生活自体は毎月の給料や貯金で賄っているわけなので、会社の仕事からは離れない。
通常のFIREの強みである「仕事するかどうかを選ぶ権利」はコーストFIREにはないのだ。
仕事をしなければならない以上、どうしても時間の自由は少ない。
これをFIREと呼ぶかどうかは判断が分かれるところ
私がコーストFIREするとしたら
さて、以前の記事で私は2024年3月に資産3000万円を達成した。
つまりは私は老後資金を確保済み、コーストFIREを達成したと言える状態なのだが、
ここでは、私がコーストFIREをするとどうなるのか、という「もしも」の話をしていきたい。
もう老後の資金を考える必要がないので、毎月入ってくる給料はすべて使えるということになる。
さて、何を買おうか…
何を食べようか…
どこに行こうか…
何を始めようか…
…
…
…
…ワクワクしないんだよねぇ。
結局、お金を使ってどんな物やサービスや経験を得ても、「明日仕事がある」という不快感がすべてを塗り潰してしまう…。
「明日仕事に行かなくていい」
コレの方が何倍もワクワクするんだよね。
もちろん、適度なストレスあっての解放感だというのは分かっている。
金曜日が最高なのは5連勤の大変さ故だ。
けれど、ストレスの種類と程度は自分で選びたい。
なので私はコーストFIREはしない
ただまあ、リタイア前に一度くらいは「散財期」と称して、お金を使って色々やってみる期間を設けるのはアリかな、と思っている。
まとめ
お金を使えば使うほど幸福感が増すタイプの人はコーストFIREおすすめです。
私はどうもお金より時間タイプだったようでした。