どうもこんにちは、節約野郎こと節約サイ子です。
さて皆は早期リタイアに対してどのような印象を抱いているだろうか。
自由な時間、何でもできる、仕事しなくていい、朝起きなくてもいい…
インターネットではそのような早期リタイアのメリットが色々と挙げられている。
私は節約と長期投資を武器に40歳4000万早期リタイアを目論んでいる変態節約サイコパスだが、早期リタイアに対して特に夢や希望を抱いているわけではない。
もちろん仕事を退職してリタイア生活に入ればやろうと考えていることはある。
ただ、「ここからバラ色の人生が始まるんだ」というような希望や期待を早期リタイアに持っているわけではないのだ。
今回は早期リタイアを目指す節約が好きなだけの凡人が早期リタイアをどう考えているのかを少し書いていく。
暇な時間って結構ツライよ
私は過去に転職を2回ほどしているが、その間には合計で1年半ほどの空白期間があり、特に何もせずブラブラしていた時期がある。
仕事をしていた時には「仕事を辞めたらあれやろう、これやろう」と色々考えていたのだが、いざ実際に仕事を辞めると、結局何もしなかったのだ。
いや、正確には少しやった。けど続かない。
目標も目的も特になかったから漠然と始めて漠然と辞めた。
そして何もやる気が起こらなくなって、引きこもってゲームばかりしていた。
そのころはリタイアだとか投資だとかの世界を知らなかったし、マネーリテラシーも何もないただの愚か者だったので今と単純比較するのはちょっと違うけども、
当時は何をしていいいかわからず、お金を稼ぐ手段も労働しか知らず、再就職もしないといけないと頭がいっぱいで物凄いしんどかったことを覚えている。
本気でやりたかったわけではなく、ただ仕事から逃げたかっただけなのだ
そう気づかされた。
リタイア後の世界はすべての決断とその責任を自分で負う世界
本来、自分が何をすべきなのかということは自分で考えて自分で決めることである。
今の私には、「自分がどういう人生を歩みたくて、そのために今どういうことをすべきなのか」がある程度わかっている。
しかし、当時の私は何も考えず何も知らず行動せず、ただ時間だけが与えられている状況を地獄のように感じていた。だから泣きながら再就職した。
会社は鳥かごだ。
中で主人の機嫌さえ取っていれば、外敵に襲われることもエサに困ることもない。
当時の私は心身の安全安定のために会社に飼い殺される道を選んだ。
そして今、再び魑魅魍魎が跋扈する世界へと舞い戻ろうとしている。
すべて自分で決めてそのすべてに責任を持たなくてはいけない非情な世界だ。
流石に今回はかなり考えてリタイアに踏み切ろうとしているので、以前のようにはならないだろうが、それでも当時のことを考えると、浅い考えで仕事から逃げたいという理由でリタイアすると地獄を見るのは間違いない。
早期リタイアに夢を見ている暇はない。
戦うべき相手として捉え、その対策をしっかりと練らなければその膨大過ぎる時間にやられることになるだろう。
相手にとって不足なし!
まとめ
今の私は、リタイア後の世界に慈悲を求めているのではなく、好敵手としてリタイア後の世界で自分が用意してきた生存戦略がうまくいくのかを確かめたいという気持ちでリタイアの準備をしている。